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あなたの一番になりたいのに
第3章 【あなただけで良いのに】





社長室へ連れ戻して行こうとしたら
まだついてこようとするので
「ハウス!」ってジェスチャーで止めた
シュン…としてもダメ
仕事モードになってるはずなのに



ドン!とドアに手をつき捕まる
後ろからハグされてドアに伏せるように密着してきた
カチャン…と鍵を閉める
え?と振り返ったらもう重なってる
顔を伏せて逃れた



「職場ですよ…っ」



頭がぶつからないよう掌で守られながら
頬掴まれて無理やり……
こんなのズルい、抵抗出来なくなる
ズルズル…としゃがみ込んでしまう
上顎はダメだってばぁ…っ



「はぁ……可愛い」


「カンナさんの…バカ」


「続きは帰ってからね?」


「もう…!」



赤面する私を完全に面白がってる
ポカスカ叩く私も優しい笑みを見たら
怒る気失せてくるの
立ち上がろうにもさっきのキスの所為で
力入んないしさ
ソファーに移動して膝の上に座らされた



「怒ってるミオも好き」


「何ですかそれ…いつも怒ってる訳じゃないです」


「うん、あとは笑ってる顔はもっと好きだし、さっきみたいに私のキスでトロン…となってる顔も好き」


「ちょっと、何言ってるんですか」


「あはは、慌ててる顔も好き〜」



甘い……甘過ぎる、ダメダメ、此処は職場だよ
早く職務に戻らなきゃ…と見つめ合っていたら
またキスされちゃうから
ほっぺをムギュっと両方抓ってあげた



「仕事出来なくなるでしょ、こういうのは2人きりの時だけにしましょうね?」


「はひ…」



んふふ、可愛い
立てるようになったしそろそろ戻ろうか
「もう行くの?」とかそんな目で見ないで
「最後はミオからキスして」ってお強請り
「キスしてくれたら頑張れるから」とか
散々自分からキスしてきたくせに



「もう邪魔しません?」


「うん、しない」



ソファーに座ったままの彼女
前に立って視線を独り占めしたら
私からキスをする
片膝をすぐ横に乗せて
食べるようにキスしてあげる
まだ絡めたいって意思表示してきたところで
おしまい、おあずけだよ



「またね」と出て行く



私も好きです、
私のキスでトロン…としてるカンナさんの顔








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