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あなたの一番になりたいのに
第3章 【あなただけで良いのに】
真っ直ぐ前を向いて挨拶の言葉を堂々と
述べている姿に惚れ惚れしちゃう
こんな凄い人が私の恋人だなんて……
バチッと目が合うとその場で微笑んで
くれたりして、ドキドキする
一瞬、見惚れていたら突然、後ろから肩を叩かれ
少し顔色の悪い進藤さんが
「外の空気吸ってきます」と出て行った
足もフラついていたので
カンナさんの挨拶の途中だが心配になり
私も後を追った
案の定、椅子に座り込んでいた進藤さんに寄り添う
「本当はこんな場所とか式典とか苦手なんです、調子に乗ってお酒グイグイ飲んじゃったし、途中でお水に替えてくれてありがとうございました、アレめちゃくちゃ助かりました」
「気持ち悪いとかないですか?一口とはいえ、あれだけの人数を相手に頭を下げてたら酔いは回りますよ」
「はい、外の空気吸ったら……大丈夫だと思ったんですけど」
「医務室行きましょうか?」
「すみません、一緒に行って頂けますか?」
「勿論です、スタッフさんに声掛けてきますね」
「あ、あの……コレ着てください」
「え?あぁ…ありがとうございます」
ジャケットを脱いで渡された
肩が見えるオフショルだったから
一応、羽織らせてもらう
スタッフと一緒に支えながら医務室へ向かう
「何だか、この前の逆ですね」と力なく笑う
「お酒弱いのバレちゃいましたね、情けねぇ…」
「良いじゃないですか、そんなの……」
「それと勝手に親に紹介しちゃったのも重ね重ねすみません」
「それはびっくりしました、でもすぐにバレちゃう嘘ついちゃって大丈夫ですか?」
「それが本当になったら嬉しいんですけどね」
「それは……ちょっと」
「ハハハ、わかってます、でもチャンスがあるなら僕はそこに賭けたいです」
「もう〜ないですってば」
「ハハハ、僕、諦めだけは悪いんですよ、相当本気なんで宜しく」
呆れてしまうもフハハと笑い合う

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