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あなたの一番になりたいのに
第3章 【あなただけで良いのに】
もしかして、私、詰んだ?
「お前はこういうところに惚れたんだな?」
会長は私にではなく、進藤さんにそう聞いた
顔を真っ赤にして手で覆いながら「うん」と頷く
え?え?やらかしたんじゃなくて?
少しテンパっていると再び隣に立って
「よく出来ました」ってカンナさんが笑ってる
「では改めましてご紹介します、今後、私の人生においてパートナーとなる、弊社開発チームの香月ミオです、以後お見知りおきを」
そう紹介されて私も顔が赤くなる
まさかの展開、まさかのメンツ
この場に居て良いのかとソワソワしてしまう
その後、改めて進藤さんに謝罪とお礼をされて
会長には「うちにも欲しい人材だ」と称賛され
そんな私のお願いだから、とお見合いの話も
当分は無しにする、との事だ
無事に式典は終わり、関係者各位をお見送りして
社員一同が残る
ホテルを貸し切っているので時間の許す限りは
ゆっくり出来そう
飲めてなかったお酒を少し嗜む
最後は気心知れた仲間内で楽しもうって時間
「皆、今日はお疲れ様でしたー!」
マイクで乾杯の挨拶をするカンナさん
皆も手を止めて聞き入る姿勢
誰にとってもトップは憧れの存在だ
勿論、厳しいところもあるけれど
絶対に見捨てない、
自らの力で立ち上がらせる、
這い上がらせるを社訓に掲げる会社だ
だから人が育つのだ
そんな社長が、皆、大好きだから
「本当に今日まで、ついてきてくれてありがとう」
その言葉に涙ぐむ者も数名居た
この仕事に誇りを持っている人の言葉は
重みが違う
「これからもついてきてください、皆が大好き、皆の人生も必ず守るからね」
このビジュアルでこんなセリフ言われたら
皆が惚れてしまうでしょ
もう皆の目がハートなの、気付いてます?
すると、カンナさんの隣に立っていたサツキさんが
一旦捌けて、バラの花束を持って入って来た
(え?え?誰に?)なんて声が聞こえてくる

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