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ど変質者 痴漢短編集
第4章 面白すぎるお嬢様
これは数年前、コロナの流行る前の話。
漢字四文字の超有名な高級住宅街の最寄り駅を途中駅に持つ私鉄での話。

野暮用で都心に出た俺はその路線で電車を待っていた。
かつてはこの駅が起点駅で。
起点駅からでも混んでいたその私鉄の路線。
かなり期待が持てるが問題は獲物だ。
ちょっと目を引く女がいた。
二十代後半から三十代前半くらいだが。
見た目はあのピンクの老漫才師夫婦の笑い声が独特な嫁の方に似ている。
だがあんな痩せているわけではなくムチッとした身体つき尻はかなりデカい。
だったら何が似てると見せるのだろ。
濃い顔立ちは綺麗と言っていい部類に入る。
あの甲高い声でハァ-ハァ-ハァ-ハァと笑うお婆さん漫才師も若い頃は綺麗だったろうし。
では何が似てる?
髪型か?
確かにしっかりパーマをかけたセミロングは時代遅れ感はあるが。
いや!ここだ!
その時代遅れ感は否めないパーマ頭に何とも大きなピンクのリボン付きのカチューシャ。
さらにはピンクの水玉のブラウスにフワッとしたピンクのフレアスカート。
かなり昔に流行ったロックンローラ-にも見えない格好だ。
たがロックンローラ-とは少し違う気もする。
年齢が高すぎる?いや違う。
短いソックスでなく白タイツだからか?
なんて変に興味をひかれその女の近く乗り込む。
周りの乗客はこの女にヤバい雰囲気を感じたのか。
みんな背を向けるように立っている。
だが俺は。
この女、尻ばかりに目がいっていたが乳もデカいし。
行きずりで楽しむなら問題なく楽しめるだろ。
って感じで。
そのフレアスカート越しの股間をいきなり鷲掴みしてみる。
何故大胆にいけた?
この女はおかしいと思っていたからかもしれない。
そして、やはりちょっとおかしかった。
股間を鷲掴みにされたその女は俺の耳許に顔を近づけ。
小声で囁くように。
「お止めになって、、お止め下さいませ」
早くも息絶え絶えだが。
面白いのはその言葉使い。
面白いから鷲掴みにした指先を動かすと。
「ああっ、そんな、堪忍して下さい」
とやっぱり小声で。
だがしっかり切なそうに囁く。
その言葉使いは完全に時代遅れのお嬢様。
しかも何か感じてるみたいだし。
このピンクお嬢様おかしすぎる。
ニタッとゲスな笑みを浮かべ、その顔を見つめると。
「そんなお顔で、わたくしを見つめないで」
両手の平を俺に向け、顔を背けるピンクお嬢様。
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