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想いあふれて
第5章 耳元でささやく声、心溶かす響き
「あれ・・・私・・・夢見てたみたい」

「沢山飲んだみたいで、すごく酔っぱらってたんだよ。それで僕の家に連れて来た。寂しいから一緒に寝て欲しいって僕に言ったの、覚えてる?」

紫苑は言って、微笑んだ。


りつかは体を起こし、考えを巡らせた。紫苑の演奏を聴いていたところまでは覚えているが、彼がステージから降りた時の様子など、全く記憶がない。
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