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GRATEFUL & GIFT
第1章 危険なクラブ合宿
「無茶だよ」
きっかけはその一言だった。
バスケ部が合宿中の臨時マネージャーを募集しているって知って友達に相談したら、夕菜ちゃんがそう言って襲いかかってきたのだ。
「バスケ部なんて男の巣窟だよ?真帆ちゃんなんか一秒で食べられちゃうよ。こんなふうに…こんなふうにぃっ」
夕菜ちゃんに胸を激しく揉まれて、私は身動きが取れなくなっていた。そんな私を助け出してくれたのは御崎くん。
「そんなに心配なら、男装させたら?」
食べられちゃうから駄目だって言って一歩も譲らない夕菜ちゃんに、御崎くんはそう提案した。
「おぉっ」
って誰かが言って、そこからはあっという間だった。
男の子たちが服を揃えてくれて、どこから持ってきたのか鬘まで用意してくれた。
冗談だよね?
そう尋ねることもできないまま、私はみんなに送り出された。
男のフリをしたせいで、とんでもない事態になるなんて思いもせずに。
きっかけはその一言だった。
バスケ部が合宿中の臨時マネージャーを募集しているって知って友達に相談したら、夕菜ちゃんがそう言って襲いかかってきたのだ。
「バスケ部なんて男の巣窟だよ?真帆ちゃんなんか一秒で食べられちゃうよ。こんなふうに…こんなふうにぃっ」
夕菜ちゃんに胸を激しく揉まれて、私は身動きが取れなくなっていた。そんな私を助け出してくれたのは御崎くん。
「そんなに心配なら、男装させたら?」
食べられちゃうから駄目だって言って一歩も譲らない夕菜ちゃんに、御崎くんはそう提案した。
「おぉっ」
って誰かが言って、そこからはあっという間だった。
男の子たちが服を揃えてくれて、どこから持ってきたのか鬘まで用意してくれた。
冗談だよね?
そう尋ねることもできないまま、私はみんなに送り出された。
男のフリをしたせいで、とんでもない事態になるなんて思いもせずに。