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GRATEFUL & GIFT
第1章 危険なクラブ合宿
「や、だっ…だめ……」
宙をもがく手を、誰かが握りしめてくれる。その手を胸に抱きしめて、何度も叫んだ。
ぐちょっぐちょっ……
指の動きは激しくなるばかりで、充輝先輩は止めてくれない。
もう、ダメ…っ
体が強張った瞬間、じゅわっと足の間に生温かいものが溢れ出てしまった。
「ぁ…やぁ……っ」
先輩たちの前で漏らしてしまって、屈辱のあまり体が熱く腫れあがったように痛くなる。奥歯を食いしばっていても、涙が次から次へと零れた。
「ま、真っ!?」
高志先輩が私のあごを持ち上げたけれど、それを振り払って顔を両手で覆い隠す。
こんな恥ずかしいことをしてしまって、先輩たちの顔を見れなかった。
「な、なんで?」
「充輝がいじめたっ」
「やば、やりすぎた?」
慌てふためく充輝先輩を豊先輩が責めている。
先輩たちが仲違いしているところを見たくなくて、豊先輩の袖を掴んだ。充輝先輩を責めてほしくなかった。
宙をもがく手を、誰かが握りしめてくれる。その手を胸に抱きしめて、何度も叫んだ。
ぐちょっぐちょっ……
指の動きは激しくなるばかりで、充輝先輩は止めてくれない。
もう、ダメ…っ
体が強張った瞬間、じゅわっと足の間に生温かいものが溢れ出てしまった。
「ぁ…やぁ……っ」
先輩たちの前で漏らしてしまって、屈辱のあまり体が熱く腫れあがったように痛くなる。奥歯を食いしばっていても、涙が次から次へと零れた。
「ま、真っ!?」
高志先輩が私のあごを持ち上げたけれど、それを振り払って顔を両手で覆い隠す。
こんな恥ずかしいことをしてしまって、先輩たちの顔を見れなかった。
「な、なんで?」
「充輝がいじめたっ」
「やば、やりすぎた?」
慌てふためく充輝先輩を豊先輩が責めている。
先輩たちが仲違いしているところを見たくなくて、豊先輩の袖を掴んだ。充輝先輩を責めてほしくなかった。