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GRATEFUL & GIFT
第1章 危険なクラブ合宿
けれど顔を上げることはできなくて、涙も止まらないし、声も出そうにない。
かろうじて首を左右に振ると、豊先輩は小さく溜め息をついて私の頭を撫でた。
「も…しかして、おもらしって思ってる?」
躊躇いがちに尋ねながら充輝先輩が顔を覗き込もうとする。
また、かっと全身が熱くなって、高志先輩の胸に隠れるように顔を埋めた。
「漏らしてないよ」
高志先輩がそう言って頭を撫でてくれる。
「で、でも…っ」
驚いて、高志先輩を見上げた。先輩は頷いてくれたけれど、漏らしてしまった感覚は確かにある。
振り返ると、充輝先輩もにっこりと微笑んで頷いた。
「膿が一気に出たから、そんなふうに感じたんだよ。きっと」
「でも……ひゃ、ぁっ」
豊先輩が割れ目の中に指を潜り込ませて、濡れたその指を私の顔に近づける。
「匂ってみて?」
おずおずと顔を近づけると、甘酸っぱい香りが鼻腔をくすぐった。
「ね、違うでしょ?」
そう言われて、小さく頷く。
かろうじて首を左右に振ると、豊先輩は小さく溜め息をついて私の頭を撫でた。
「も…しかして、おもらしって思ってる?」
躊躇いがちに尋ねながら充輝先輩が顔を覗き込もうとする。
また、かっと全身が熱くなって、高志先輩の胸に隠れるように顔を埋めた。
「漏らしてないよ」
高志先輩がそう言って頭を撫でてくれる。
「で、でも…っ」
驚いて、高志先輩を見上げた。先輩は頷いてくれたけれど、漏らしてしまった感覚は確かにある。
振り返ると、充輝先輩もにっこりと微笑んで頷いた。
「膿が一気に出たから、そんなふうに感じたんだよ。きっと」
「でも……ひゃ、ぁっ」
豊先輩が割れ目の中に指を潜り込ませて、濡れたその指を私の顔に近づける。
「匂ってみて?」
おずおずと顔を近づけると、甘酸っぱい香りが鼻腔をくすぐった。
「ね、違うでしょ?」
そう言われて、小さく頷く。