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美香・透明な婚姻
第5章 生まれたままの白昼夢
波の音に紛れ込ませるように呟いたはずの声が、薄い布地を隔てた外の世界へ漏れていないか、私は焦燥感に駆られていた。周囲に響くのは、ただ寄せては返す単調な波の音だけ。しかし、この閉じられた空間の向こう側には、妹の由衣や、その夫の秀隆、そして子供たちがいる。日常では決して見せることのない私の姿がすぐそこに迫っている。

「ああ……外に聞こえちゃう……だめ……もうやめよう……」

くぐもった声を必死に抑えようとするけれど、よし兄の強引な誘惑に抗うことができない。

「あああん、もうだめ、我慢できない……」

膣口に熱い肉棒の先端が触れる。
「入れてほしいって、こんなに濡れてるぜ、美香さん……指じゃなく、本物でもっと気持ちよくしてやろうか」

「ねえ……よし兄、夜まで我慢して……今日、あなたの家に行くから……ああっ、入れちゃだめって、だめぇ!」

肉棒は蜜口のドアをこじ開け、その中へと容赦なく入ってきた。バックから突如として深く衝かれた衝撃で、私は外界に響き渡るような声を上げてしまった。

外のみんなに気づかれてしまう。唇を噛み締め、声を必死に押し殺そうとする。しかし、押し寄せる快感の烈しさに耐えきれず、狂おしい喘ぎ声がどうしても外へと漏れ出てしまう。

この声が、外の世界とテントという密室を繋いでしまっていることは分かっているのに、身体が言うことを聞かない。むしろ、私からこの快感のボリュームを上げるように自分で尻肉を開げ、腰を回転させながら動かし始めた。

「あああ、あああ……いいっ」

リズミカルに刻まれる刺激と同調するように、テントは激しく揺れ動く。私の尻肉とよし兄の下半身がぶつかる音もリズムカルに響く。よし兄は、周囲に誰もいないとでも思っているのだろうか。その大胆さに戸惑いながらも、私はこの非日常的な空間の熱気に呑まれていく。

「スケベだな、美香さんのオマンコ……やっぱりバックだと締まるな」

「ああっ……こんなところで……でも、気持ちいい……」

「もっと、いじめてほしいか?」

「いいわ、よし兄、もっと……そう、そこで動かして……」

外の様子が気になって仕方がないのに、この熱い密室での危険でスリルのある行為を止めることができない。
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