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美香・透明な婚姻
第6章 禁断の境界線 〜ふたりの男と濡れた肌〜
彼の感情は、制御を失ってエスカレートしていく。これ以上言葉を重ねれば私を深く傷つけてしまうという不安が彼を過りながらも、自分以外の男の腕の中で悶える私の姿を想像し、またしても暗い興奮が彼の全身を駆け巡っているのが分かった。

私はただ、自らの肉体に激しい火をつけてくれる男たちの好意に、身を委ねているに過ぎない。そこに、セックス以上の意味など求めてはいない。

「愛」や「愛情」、それは決して口にしてはならない、この関係における最大の禁句だった。彼は踏み込んではいけない境界線に足をかけようとしている自分に気づいたのか、それ以上言葉を紡ぐのをやめた。

「それで……どうしてくれるの? この火照った身体を。秀くんが、冷ましてくれるの?」

私は細い指先で彼の幹を握り、繊細な手つきでしごき始めた。 そして、張り詰めた先端の鈴口にそっと舌先を当てると、冷たいアイスを舐めるように、チロチロと舌を這わせ始める。彼の肉棒は瞬く間に限界まで固くなり、先端からは既に透明な蜜が滲み出ていた。私はその雫を指先ですくい取ると、自らの舌で舐めあげた。

自らの身体に火がついたように、私は彼の淫棒を舐め、幹をしごき、夢中でしゃぶり続ける。私の濡れた髪が肉棒にも水滴を馴染ませ、肉棒を咥える私の口は、まるで鯉口のように朱色のリングを作っていた。

その仕草は自分の欲望を抑えつつ、ただ今目の前にいる「男」のために奉仕するような想いだった。水分を含んで重くなった私の長い黒髪が、浴室の淡い光を浴びて艶やかにきらめいている。私の頭は、彼の股間で規則正しく上下に動き続けた。

「あああ、はああ……」

私は何度も顔にかかる前髪を手で払いのけながら、自分の興奮を煽るように切ない喘ぎ声を漏らす。彼は私の濡れた頭を優しく撫で下ろしてきた。濡れる乳房が、私の動きに合わせて緩やかに揺れ動く。その淫靡な光景を視界に収めているうちに、彼の中に猛烈な絶頂の波が押し寄せてきたようだった。

彼はなんとか堪えようと、歯を食いしばって必死に我慢している。しかし私は、彼の様子を上目遣いで確認しながら、さらにその舌の動きを激しくしていった。

「秀くん、出していいのよ……」

「義姉さん……もう、出そうです……」
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