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美香・透明な婚姻
第2章 襖の向こうの背徳、香る余韻
秀隆くんの熱い肉棒が私の膣内へと滑り込み密やかな情交が始まった。

私の視界には、性器が作り出す境界線が鮮明に映し出されている。重なり合う身体から溢れた愛液が白く泡立ち、激しい動きに合わせて揺れる私の乳房からは汗の雫が舞い散る。彼が深々と最奥まで挿入し、その幹が完全に姿を消すたび、暗がりの中で絡み合う二人の陰毛がひとつの黒い影のようになっていく。

私は歓びに身体を震わせ、海老反りの姿勢のまま、つま先立ちになってその快感を受け止めていた。びくっ、びくっと小刻みに震える身体を制御できず、「あっ、うっ、ううん……」という低く甘美な喘ぎが口から漏れてしまう。

快感のあまり顔が苦悶に歪んでいるのが自分でも分かったけれど、彼はそんな私の姿を、眩暈を覚えるほど艶めかしいものでもあるかのように熱い目で見つめていた。

「秀くん、一回、抜いてくれへん?」

息を弾ませながらそうお願いすると、彼は重ねていた手を離し、ゆっくりと腰を引いた。丸みを帯びた亀頭が、濡れた膣口からズリュンと音を立てて引き抜かれる。解き放たれた彼のペニスは、まるで独自の意思を持つかのように、ピンと天を向いたまま静止していた。

私は一度身体を起こし、枕元のポーチからひんやりとしたローションを取り出した。そして、仰向けになった彼の脚の間に跨がると、その透明な雫を彼のペニスへと滴らせる。

「あそこに塗って頂戴……久しぶりだから。もう少し滑らないと、少し痛いの」

決して大柄ではない彼のペニスに対し、私の受け皿も十分に潤ってはいたけれど、それでも久しぶりのセックスに微かな痛みを覚えた。

滴り落ちたローションは幹を伝い、彼の陰毛の根元あたりに溜まっていく。私はそっと手でそれを持ち上げ、溜まった粘液を掬い上げるようにして、クチュクチュと淫靡な音を響かせながら竿全体へと塗り拡げた。愛おしさを込めて鷲掴みにし、何度も強くしごき立ててあげる。

彼も自分の手のひらにローションを広げ、「ここにも……」と囁きながら、二本の指先を私の最奥へと滑り込ませてきた。潤いを補うように、優しく、丹念に指先を動かしてくれる。

「痛いですか?」

「ううん。ましになったわ」

私は微かに微笑み、小さく頷いた。
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