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真夏の熟果-裂けて堕ちた柘榴の赤い実
第2章 海水浴場
潮の匂い。そして、塩味がした。

海を泳いできたからかもしれなかった。お陰で、気が楽になった。

暑いなか砂浜の上で直射を浴び、汗がタラタラと流れているのは

私も二人も一緒。汗で身体が光る二人。

櫻井と名乗った男の男根。その先端の亀頭。

舌で舐めた。抵抗感がなかったと言えば嘘。

でも、不思議なもので意外に落ち着いていた私。

夫が好きな『スターウォーズ』の

ダース・ベイダーの兜?もしくはヘルメットのような

形をした亀頭というものを観察していた。

学生時代に付き合った彼氏が言っていた言葉を思い出した。


「りんご飴やソフトクリームを舐めるように舐めて、
パピコを食べるときみたいに咥えるんだよ」


私にフェラチオを求めた。でも、断った。

あれから気まずくなって別れたけど、あの助言が、このとき、生きた。

初めてするフェラチオ。わからないながら、あの言葉を思い出して、

りんご飴を舐めるように、ソフトクリームを舐めるように、

亀頭を舐めた。森永ピノを口に含むように亀頭を口に含んだ。

残念ながら冷たいわけはなく、どちらかと言えば熱源のような亀頭。

若いからなのか、上を向く男根。上あごに亀頭が当たった。

舌でその亀頭を舐めつつ、唇をすぼめて、亀頭を咥えた。


「奥さん。本当に初めて?フェラチオ、上手いじゃん」


櫻井と名乗った男の声が目を通している私の耳に聞こえた。


「奥さんの表情、エロ過ぎだぜ」


鈴木と名乗った男の声が聞こえた。

どんな表情なのか、私には目を閉じていても、

開けていてもわかるはずもないけど…。

とりあえず、時間を稼ぎたかった。

時間が経てば、何か、変化があるかもしれない。

それに、学生時代の女友達が、


「私の彼、フェラチオしたら口の中に出すのよ。
『お前のフェラチオは最高。すぐに発射してしまう』とか言って、
しかも、『それを飲めって』ってド変態なの。
もう、別れようかな…」


と、愚痴っていたことを思い出した。

フェラチオ…。発射というのは、射精。

だったら、フェラチオで出させたら、

若いから一回ではないとは思うけど、

セックスをする回数は減らせるかもしれない。
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