この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
監禁願望の女
第10章 監禁生活Ⅰ
自分へ向けて硬くなった男のものを前に、弥生は目を逸らすことさえできなかった。
同じように裸でありながら、男の両手は自由だった。自分だけが低い椅子へ座らされ、縄に包まれた両手を太ももの上へ置いている。弥生は膝を揃え、その上で指を握り合わせた。乾いた麻縄の毛羽が手首を擦り、逃げることも、隠すこともできない現実を肌へ刻んでくる。
男が、一歩近づいた。太い脚が視界に入り、その間にあるものも、弥生の目の前へ迫ってくる。もう一歩。膝のすぐ先で男の足が止まった。
弥生は顔を背けようとした。けれど、視線だけは男の意思から離れない。
男の腕が伸びてくる。弥生の頬のすぐ脇を通り、頭の後ろへ回った。
「ンッ……」
首を後ろへ引く。けれど、その分だけ男の腰が近くなり、硬く持ち上がったものが視界いっぱいに迫った。
――このまま、口元へ押しつけられる。
胸の奥で息が止まる。
腿の上で縛られた両手が持ち上がりかけた。だが、何をすることもできず、指先が縄の中で震えただけだった。固く結んでいた唇から、ゆっくりと力が抜けていく。
そのとき、頭の後ろで金具の外れる音がした。頬の脇に戻ってきた男の手には、壁から外されたシャワーヘッドが握られていた。
弥生の前から、男の体がゆっくりと離れていく。それでも、受け入れようとして緩めた唇も、男の膨らみを追ってしまう視線も、すぐには元へ戻らなかった。
男はシャワーヘッドを黒い床へ向け、蛇口を捻った。
同じように裸でありながら、男の両手は自由だった。自分だけが低い椅子へ座らされ、縄に包まれた両手を太ももの上へ置いている。弥生は膝を揃え、その上で指を握り合わせた。乾いた麻縄の毛羽が手首を擦り、逃げることも、隠すこともできない現実を肌へ刻んでくる。
男が、一歩近づいた。太い脚が視界に入り、その間にあるものも、弥生の目の前へ迫ってくる。もう一歩。膝のすぐ先で男の足が止まった。
弥生は顔を背けようとした。けれど、視線だけは男の意思から離れない。
男の腕が伸びてくる。弥生の頬のすぐ脇を通り、頭の後ろへ回った。
「ンッ……」
首を後ろへ引く。けれど、その分だけ男の腰が近くなり、硬く持ち上がったものが視界いっぱいに迫った。
――このまま、口元へ押しつけられる。
胸の奥で息が止まる。
腿の上で縛られた両手が持ち上がりかけた。だが、何をすることもできず、指先が縄の中で震えただけだった。固く結んでいた唇から、ゆっくりと力が抜けていく。
そのとき、頭の後ろで金具の外れる音がした。頬の脇に戻ってきた男の手には、壁から外されたシャワーヘッドが握られていた。
弥生の前から、男の体がゆっくりと離れていく。それでも、受け入れようとして緩めた唇も、男の膨らみを追ってしまう視線も、すぐには元へ戻らなかった。
男はシャワーヘッドを黒い床へ向け、蛇口を捻った。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


