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監禁願望の女
第3章 最初の女
路面から伝わるリズミカルな振動が、車体を絶え間なく揺らしていた。
弥生は座席の背もたれに背中を預け、片方の肩を下にして横たわっていた。滑らかなレザーが背中に冷たく触れ、下になった肩はシートの弾力へ沈んでいる。まるで体全体が、座席の奥へゆっくり呑み込まれていくようだった。
全身を黒いリボンで覆われ、体はほとんど動かせない。弥生は車の揺れに身を委ねるしかなかった。ニットの上から伝わるリボンの締めつけは、車体が揺れるたびにわずかにずれ、身を少しよじるだけで、締めつける場所を変えていった。
弥生は背後に縛られた手首を擦り合わせた。しかし、その手首は自分の尻とレザーシートの間に挟まれ、ほとんど動かなかった。
目も口も塞がれ、顔もシートに近い。レザーの甘い匂いが吐息と混じり、黒い布の内側にこもっていく。鼻から漏れる息は、エンジン音にかき消されていた。
運転席のディスプレイに小さなアイコンが点灯していた。後部座席のシートベルト未装着を示すものだった。警告音はとうに止み、赤い光だけが静かに瞬き続けている。それが、後部座席に弥生がいることを、車が検知している証だった。
エンジンの低い唸りが、急に減速と共にトーンを変えた。車は大きなカーブをゆっくりと曲がり、遠心力が弥生の体を外側へ追いやろうとした。黒いリボンに包まれた体が滑らかなレザーの上を滑る。弥生は縛られた手の指をシートベルトのバックルへ掛け、なんとか耐えていた。
弥生は座席の背もたれに背中を預け、片方の肩を下にして横たわっていた。滑らかなレザーが背中に冷たく触れ、下になった肩はシートの弾力へ沈んでいる。まるで体全体が、座席の奥へゆっくり呑み込まれていくようだった。
全身を黒いリボンで覆われ、体はほとんど動かせない。弥生は車の揺れに身を委ねるしかなかった。ニットの上から伝わるリボンの締めつけは、車体が揺れるたびにわずかにずれ、身を少しよじるだけで、締めつける場所を変えていった。
弥生は背後に縛られた手首を擦り合わせた。しかし、その手首は自分の尻とレザーシートの間に挟まれ、ほとんど動かなかった。
目も口も塞がれ、顔もシートに近い。レザーの甘い匂いが吐息と混じり、黒い布の内側にこもっていく。鼻から漏れる息は、エンジン音にかき消されていた。
運転席のディスプレイに小さなアイコンが点灯していた。後部座席のシートベルト未装着を示すものだった。警告音はとうに止み、赤い光だけが静かに瞬き続けている。それが、後部座席に弥生がいることを、車が検知している証だった。
エンジンの低い唸りが、急に減速と共にトーンを変えた。車は大きなカーブをゆっくりと曲がり、遠心力が弥生の体を外側へ追いやろうとした。黒いリボンに包まれた体が滑らかなレザーの上を滑る。弥生は縛られた手の指をシートベルトのバックルへ掛け、なんとか耐えていた。

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