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監禁願望の女
第11章 監禁生活Ⅱ
化粧を落とした顔を見られている。
そう気づいた途端、弥生は膝へ戻しかけていた両手を慌てて持ち上げた。一つに縛られた手が頬を覆うより先に、男の手がその手首を掴んだ。
「ッ…」
顔を隠そうとする両手が、胸元で止められる。
「本当はきれいな顔しているじゃないか…」
男が、すぐ近くで呟いた。
弥生の頬が一気に熱くなり、胸が早鐘を打った。
化粧の下へ隠していたものまで見透かされたような恥ずかしさに、視線を落としたくなる。それなのに、男の声にからかう響きはなかった。その言葉を疑うより先に、素顔を見た男からきれいだと言われた甘さが、胸の奥へ滲んでいく。
弥生は顔を背けなかった。
顔を覆おうとしていた両手から、ゆっくりと力が抜けた。男に掴まれたまま胸元へ下がり、濡れた素顔だけが二人の間に残される。
男の唇が、洗い流されたばかりの唇へ重なる。
「ン…」
弥生は瞼を閉じた。
先ほどまで口内に残っていた男の熱へ、今度は柔らかな口づけが重なってくる。舌先が軽く触れる程度の深さで、それでも唇の内側まで熱が染み込んでいく。縛られた両手を胸元へ引き寄せながら、弥生はその唇を拒むことなく甘えるように受け入れていた。
そう気づいた途端、弥生は膝へ戻しかけていた両手を慌てて持ち上げた。一つに縛られた手が頬を覆うより先に、男の手がその手首を掴んだ。
「ッ…」
顔を隠そうとする両手が、胸元で止められる。
「本当はきれいな顔しているじゃないか…」
男が、すぐ近くで呟いた。
弥生の頬が一気に熱くなり、胸が早鐘を打った。
化粧の下へ隠していたものまで見透かされたような恥ずかしさに、視線を落としたくなる。それなのに、男の声にからかう響きはなかった。その言葉を疑うより先に、素顔を見た男からきれいだと言われた甘さが、胸の奥へ滲んでいく。
弥生は顔を背けなかった。
顔を覆おうとしていた両手から、ゆっくりと力が抜けた。男に掴まれたまま胸元へ下がり、濡れた素顔だけが二人の間に残される。
男の唇が、洗い流されたばかりの唇へ重なる。
「ン…」
弥生は瞼を閉じた。
先ほどまで口内に残っていた男の熱へ、今度は柔らかな口づけが重なってくる。舌先が軽く触れる程度の深さで、それでも唇の内側まで熱が染み込んでいく。縛られた両手を胸元へ引き寄せながら、弥生はその唇を拒むことなく甘えるように受け入れていた。

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