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監禁願望の女
第11章 監禁生活Ⅱ
弥生は瞼を閉じたまま、顎をふっと上げた。
男の指がシャワーヘッドを金具から外す音がする。
すぐに温かな湯が額へ当たり、顔を覆っていた白い泡を、膜を剥がすように押し流していく。湯は額から眉間へ、閉じた瞼の上を通って頬へ流れた。鼻筋で二つに分かれ、顎の先から幾筋もの雫となって落ちていく。
弥生は膝の間に垂らしていた両手を持ち上げた。一つに束ねられた手のひらで、濡れた顔を覆う。自由に左右へ動かすことはできず、揃えた指先を頬へ当て、目元から顎へ向かって何度か拭った。
そのまま両手を下ろそうとして、弥生の動きが止まった。泡とともに化粧まで洗い流された顔を、男の前へ晒していることに気づいた。束ねられた両手が、もう一度頬を覆う。指を広げても顔全体を隠すことはできず、濡れた額も、火照った頬も、その隙間から男へ見せてしまう。
弥生は顔から両手を離した。化粧も泡も、肌にまとわりついていたものが、温かな湯とともにきれいに洗い流されていた。火照った素肌へ潤いが戻り、顔全体が生き返ったような清々しさに包まれていく。その感触を確かめるように深く息を吸った。胸が膨らみ、肩が大きく持ち上がる。ゆっくりと吐き出すと、肩が下がり、体の奥に残っていた力まで湯とともに流れ落ちていった。
しばらくして、顔へ当たっていた湯の圧が消えた。
弥生は濡れた睫毛を震わせ、ゆっくりと目を開いた。白い湯気の向こうではなく、息が触れ合いそうな近さに男の顔があった。驚いて見開かれた弥生の目に、男の顔がさらに近づいてくる。
男の指がシャワーヘッドを金具から外す音がする。
すぐに温かな湯が額へ当たり、顔を覆っていた白い泡を、膜を剥がすように押し流していく。湯は額から眉間へ、閉じた瞼の上を通って頬へ流れた。鼻筋で二つに分かれ、顎の先から幾筋もの雫となって落ちていく。
弥生は膝の間に垂らしていた両手を持ち上げた。一つに束ねられた手のひらで、濡れた顔を覆う。自由に左右へ動かすことはできず、揃えた指先を頬へ当て、目元から顎へ向かって何度か拭った。
そのまま両手を下ろそうとして、弥生の動きが止まった。泡とともに化粧まで洗い流された顔を、男の前へ晒していることに気づいた。束ねられた両手が、もう一度頬を覆う。指を広げても顔全体を隠すことはできず、濡れた額も、火照った頬も、その隙間から男へ見せてしまう。
弥生は顔から両手を離した。化粧も泡も、肌にまとわりついていたものが、温かな湯とともにきれいに洗い流されていた。火照った素肌へ潤いが戻り、顔全体が生き返ったような清々しさに包まれていく。その感触を確かめるように深く息を吸った。胸が膨らみ、肩が大きく持ち上がる。ゆっくりと吐き出すと、肩が下がり、体の奥に残っていた力まで湯とともに流れ落ちていった。
しばらくして、顔へ当たっていた湯の圧が消えた。
弥生は濡れた睫毛を震わせ、ゆっくりと目を開いた。白い湯気の向こうではなく、息が触れ合いそうな近さに男の顔があった。驚いて見開かれた弥生の目に、男の顔がさらに近づいてくる。

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