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監禁願望の女
第4章 儀式
だからこそ、弥生は意識を失いたくなかった。恐怖から逃げるように何も分からなくなってしまえば、自分が望んだものの正体を、最後まで知らないままになる。この身に何が起きるのか、自分の心と体がどこまで変わってしまうのか、彼女は目を逸らさずに確かめようとしていた。
弥生には、男の声がかすかに聞こえた気がした。
「何か、言っておくことはないか……?」
そう問われた気がした。
「もう……ごっこじゃないんですね……」
男は答えなかった。
代わりに、中央に固い結び目を作った白い布を、弥生の目の前へ差し出した。
「本気で、私を……」
その先を言葉にしようとした瞬間、白い布の結び目が弥生の唇へ押し当てられた。
「んぐぅ……」
男は弥生の言葉を完成させるように囁き、白い布を後頭部へ回していった。固い結び目に口の中まで制圧され、頬を強く締めつけられて、弥生の表情が苦しげに歪んだ。
だが、その表情もすぐに柔らかくなっていった。
「ン……ン……ンン……」
男の本気が、弥生の体を芯から揺さぶっていたからだった。
弥生が次に目を開けたとき、視界には奥の間の天井があった。太い梁が幾筋も渡されていた。鼻先には、男が果てたあとに残る、男性特有の生々しい匂いが漂っていた。
自分の体内に注がれたのではないか。急に不安になり、弥生は両脚を閉じようとした。先ほどまでその間を塞いでいたものは、もうなかった。乱れていた襦袢の裾が直され、続いて、膝のすぐ上を麻縄で包まれていく感覚があった。
男の顔が見えた。
「捧げるんだ……」
(何を……)
弥生の心に問いが浮かんだ瞬間、その体が抱き上げられた。彼女は目を閉じ、首から力を抜いて、そのまま男に身を預けた。
弥生には、男の声がかすかに聞こえた気がした。
「何か、言っておくことはないか……?」
そう問われた気がした。
「もう……ごっこじゃないんですね……」
男は答えなかった。
代わりに、中央に固い結び目を作った白い布を、弥生の目の前へ差し出した。
「本気で、私を……」
その先を言葉にしようとした瞬間、白い布の結び目が弥生の唇へ押し当てられた。
「んぐぅ……」
男は弥生の言葉を完成させるように囁き、白い布を後頭部へ回していった。固い結び目に口の中まで制圧され、頬を強く締めつけられて、弥生の表情が苦しげに歪んだ。
だが、その表情もすぐに柔らかくなっていった。
「ン……ン……ンン……」
男の本気が、弥生の体を芯から揺さぶっていたからだった。
弥生が次に目を開けたとき、視界には奥の間の天井があった。太い梁が幾筋も渡されていた。鼻先には、男が果てたあとに残る、男性特有の生々しい匂いが漂っていた。
自分の体内に注がれたのではないか。急に不安になり、弥生は両脚を閉じようとした。先ほどまでその間を塞いでいたものは、もうなかった。乱れていた襦袢の裾が直され、続いて、膝のすぐ上を麻縄で包まれていく感覚があった。
男の顔が見えた。
「捧げるんだ……」
(何を……)
弥生の心に問いが浮かんだ瞬間、その体が抱き上げられた。彼女は目を閉じ、首から力を抜いて、そのまま男に身を預けた。

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