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監禁願望の女
第6章 眠りの奥――体の記憶
太い木格子を隔てた奥に、白い襦袢を着た弥生がいた。

口には、中央に硬い結び目を作った白い布を咬まされていた。結び目そのものが口の奥へ深く押し込まれ、薄い唇を内側から押し広げている。そこから伸びた布は左右の口角を通って後ろへ引かれ、両頬をきつく締めつけていた。

腹には紅色の帯が巻かれ、その上から生成り色の麻縄が幾筋も体を包んでいた。両腕は背後へ回され、横へ崩された両脚も、膝のすぐ上と足首で一つに束ねられていた。

次の瞬間には、白い絹に包まれたお尻の丸みだけが目の前にあった。襦袢は、細い腰から左右へ分かれる柔らかな曲線に沿ってぴんと張り、その形を隠すどころか、板へ預けられた重みまで露わにしていた。張りつめた絹の表面を、なめらかな光沢が丸みに沿って滑っていた。

袖口からこぼれた両手は、それぞれ手のひらを広げ、重ねられていた。幾重もの縄の輪が、見るからに弱そうな細い手首を囲み、彼女が逃げ出す隙間を与えなかった。吊り上げられた手首を表すように、指は握る形にも、開く形にもなりきれず、何かが途絶えたように緩やかに曲がっていた。

手首を吊り上げていた輪からは、縄が上へと続いていた。そこには弥生が触れたい輪の結び目など、どこにもなかった。その縄は螺旋状に巻かれ、太く束となり、弥生の見えない背骨に沿って、背中の中央まで伸びていた。

中央の結び目から左右へ広がる縄は、背中で羽を広げたかのように、二筋の太い線となって斜めに走っていた。柔らかな二の腕は、まるで帯をきつく巻かれたように幾筋もの縄ですっぽりと包まれ、両腕を脇へ強く締めつけられていた。白い襦袢の上から両腕を深く呑み込み、背に大きな羽を描くその縄の筋は、彼女の体を獲物のように捕らえ、抗う術のない形へと閉じ込めていた。
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