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監禁願望の女
第6章 眠りの奥――体の記憶
――この縄を解いてあげたいけど……。
途絶えたはずの拓海の声が、まだ耳の奥に残っていた。
弥生は否定するように首を振ろうとした。だが、弥生は体を前へ深く屈め、張りつめた縄へ自らの重さを預けていった。両腕は背中の中央に向かって絞られ、白い襦袢に包まれた上体も、縄の内側へ深く包まれていく。背中の結び目は両腕の重みを受け、さらに下へ沈んでいった。
「んぐぅ……」
一度、首を反らせた弥生は、再び俯いていた。
口元から唾液が漏れていくのを、弥生は止められず、ゆっくりと目を閉じた。
頭上で、床板が軋んだ。
弥生はその音を聞いても首を上げようとはせず、目を閉じたままだった。
途絶えたはずの拓海の声が、まだ耳の奥に残っていた。
弥生は否定するように首を振ろうとした。だが、弥生は体を前へ深く屈め、張りつめた縄へ自らの重さを預けていった。両腕は背中の中央に向かって絞られ、白い襦袢に包まれた上体も、縄の内側へ深く包まれていく。背中の結び目は両腕の重みを受け、さらに下へ沈んでいった。
「んぐぅ……」
一度、首を反らせた弥生は、再び俯いていた。
口元から唾液が漏れていくのを、弥生は止められず、ゆっくりと目を閉じた。
頭上で、床板が軋んだ。
弥生はその音を聞いても首を上げようとはせず、目を閉じたままだった。

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