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監禁願望の女
第7章 生贄Ⅰ
横へ崩していた脚に力を入れ、首をゆっくりと反らせていく。男はその口元へグラスを近づけながら、弥生の体へそっと身を寄せた。
弥生の体へ近づいた途端、男は思わず息を呑んだ。むせ返りそうなほど濃密な女の香りが、白い襦袢の内側から立ちのぼっていた。
男は猿ぐつわに押し広げられた口元の隙間へ、ほんの少しだけ水を注いだ。口の中に残った水の冷たさが、熱を持った舌と喉へゆっくり染み込んでいった。弥生がそれを飲み下し、息を整えるのを待ってから、再びグラスを傾ける。その頃合いを計る目安は、浅い呼吸を刻む彼女の胸だった。
ずれた襦袢の衿からは華奢な鎖骨が覗き、その周りには細かな汗の粒が浮かんでいた。汗は白い肌を伝い、重なった衿の奥へ流れ込もうとしている。
縄の太い筋に上下を挟まれた二つの膨らみに沿って、襦袢の生地がなめらかな半円を描いていた。その先に生まれた蕾だけは、薄い絹でも隠しようがなかった。
乱れた黒髪は、閉じられた瞼やすっと通った鼻筋、赤らんだ頬へ幾筋もかかっていた。けれど、それは彼女の顔を隠すどころか、白い肌をいっそう際立たせていた。
「んぐぅ……」
弥生は注がれた水を飲みきれず、口元からこぼした。
弥生の体へ近づいた途端、男は思わず息を呑んだ。むせ返りそうなほど濃密な女の香りが、白い襦袢の内側から立ちのぼっていた。
男は猿ぐつわに押し広げられた口元の隙間へ、ほんの少しだけ水を注いだ。口の中に残った水の冷たさが、熱を持った舌と喉へゆっくり染み込んでいった。弥生がそれを飲み下し、息を整えるのを待ってから、再びグラスを傾ける。その頃合いを計る目安は、浅い呼吸を刻む彼女の胸だった。
ずれた襦袢の衿からは華奢な鎖骨が覗き、その周りには細かな汗の粒が浮かんでいた。汗は白い肌を伝い、重なった衿の奥へ流れ込もうとしている。
縄の太い筋に上下を挟まれた二つの膨らみに沿って、襦袢の生地がなめらかな半円を描いていた。その先に生まれた蕾だけは、薄い絹でも隠しようがなかった。
乱れた黒髪は、閉じられた瞼やすっと通った鼻筋、赤らんだ頬へ幾筋もかかっていた。けれど、それは彼女の顔を隠すどころか、白い肌をいっそう際立たせていた。
「んぐぅ……」
弥生は注がれた水を飲みきれず、口元からこぼした。

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