この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ
監禁願望の女
第7章 生贄Ⅰ
そこに残されたのは、静けさを纏った、美しい飾り物のような姿だけだった。

布を巻き終えた男は、静かに弥生の背後へ回った。

正面にあった気配が消え、代わりに横から流れてきた空気が、首筋を這い、うなじに残った後れ毛をそっと揺らした。男がどこに立ち、どのような目を向けているのか。肌へ伝わる気配だけを頼りに探る静寂の中で、弥生は顔を正面へ向けたまま動けずにいた。

男の手つきは、どこまでも丁寧だった。左右に残した布の端を重ね、閉じた瞼へ余計な圧を加えず、指先で緩みを確かめ、布の重なりを整えていく。

やがて布の端が結ばれ、きゅっ、と小さな衣擦れが静寂へ落ちた。

「ふっ……」

その音に、弥生の鼻から浅い息が漏れた。

閉ざされた暗闇の中で、自分の鼓動だけがやけに鋭く耳の奥へ届く。縄に挟まれた胸は、薄い白絹の下でせわしなく上下していた。

男の指が、口元を塞いでいる白い布へ移った。水を飲ませたあとに残された緩みを、指先で確かめていく。その触れ方が、ひどく静かだった。

弥生は息を止めた。
/167ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ