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監禁願望の女
第8章 生贄Ⅱ
男は、白い襦袢に包まれた腰から脚へ続く起伏を目でなぞった。その視線は、背後で重ねられた弥生の両腕と、体を縛り上げている縄へ落ちた。
「……解けないだろう」
背後から不意に投げかけられた低い声に、弥生の背中がびくりと跳ねた。
縮めていた肩が一気に持ち上がり、板へ伏せていた顔も、男の居場所を探すように浮きかけた。胸元へ引き寄せていた両脚には力が入り、白い絹に包まれた腰が板の上で小さく揺れた。
だが、目隠しに閉ざされた弥生には、男の姿を捉えることができなかった。
弥生は顔を上げ切ることも、声の方角へ向けることもできず、首を傾けたまま、頬を板に預けた。
縄を解こうとしていたことを、見抜かれていた――。
その事実を悟った途端、弥生の体はさらに重くなった。
何かが始まる――。
弥生は板に伏したまま、猿ぐつわの奥で息を殺した。
「このまま、ここに閉じ込めておこうか……」
男が歩き出すと、古びた板が甲高く軋んだ。男はその軋みを響かせながら、弥生の周囲をゆっくりと巡った。
その足音と、静寂を破って落ちてきた言葉が、弥生の背中へビリビリと電気を走らせ、全身に鳥肌を立たせた。目隠しに閉ざされた暗闇の向こうから、どこまでも冷ややかな男の視線が突き刺さっていた。弥生は、その目が無防備な下半身へ注がれているのを、肌で感じ取っていた。
「……解けないだろう」
背後から不意に投げかけられた低い声に、弥生の背中がびくりと跳ねた。
縮めていた肩が一気に持ち上がり、板へ伏せていた顔も、男の居場所を探すように浮きかけた。胸元へ引き寄せていた両脚には力が入り、白い絹に包まれた腰が板の上で小さく揺れた。
だが、目隠しに閉ざされた弥生には、男の姿を捉えることができなかった。
弥生は顔を上げ切ることも、声の方角へ向けることもできず、首を傾けたまま、頬を板に預けた。
縄を解こうとしていたことを、見抜かれていた――。
その事実を悟った途端、弥生の体はさらに重くなった。
何かが始まる――。
弥生は板に伏したまま、猿ぐつわの奥で息を殺した。
「このまま、ここに閉じ込めておこうか……」
男が歩き出すと、古びた板が甲高く軋んだ。男はその軋みを響かせながら、弥生の周囲をゆっくりと巡った。
その足音と、静寂を破って落ちてきた言葉が、弥生の背中へビリビリと電気を走らせ、全身に鳥肌を立たせた。目隠しに閉ざされた暗闇の向こうから、どこまでも冷ややかな男の視線が突き刺さっていた。弥生は、その目が無防備な下半身へ注がれているのを、肌で感じ取っていた。

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