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『帰り花の夜に』~義母の静謐なる背徳
第2章 義息~超えてはいけない境界線(1)
その影は艶かしく動いたかと思うと、浴室からはくぐもってはいるが、長女のかなり大きめでリズミカルな喘ぎ声が聞こえてくる。

ここだけの話だけど、長女は私と同じで性欲が強いの。ただ、私と違って、羨ましいことにナイスバディなのよ。

「おっぱいはママに似なくて良かった」っていつも言われるもの。

私は長女や長男が小さいころから、きちんとした性教育をしてきた。性交のすばらしさ、生命の誕生について、時にはペニスやバギナといった単語もストレートに織り交ぜながら説明した。

だから、普段からセックスや性に関することは長女や長男ともオブラートに包むこともなく話すし、セックスに対しても、いやらしいとか、けがらわしい行為という偏見は(多分)ないと思っている。そのお陰かどうか分からないけど、セックスに対して大らかになってしまったのがこれ。こうやって、堂々と親の目なんて関係なく自宅でエッチしているもの。

静寂の中にあるリビングには、浴室からの声が良く聞こえる。シャワーの音に時々かき消されたりもするけど、パンパンという乾いた音と、完全に二人だけの世界に埋没しているかのような遠慮のない喘ぎ声が響く。

私はその場からなかなか動けずにいた。長女の喘ぎ声から、私は浴室の中の情景を思わず想像していた。まだ見たことない亮介くんのオチンチン、それが長女の中に挿入され蠢く。

「あっん、ああああっ、いっちゃう~」

より一層、喘ぎ声が大きくなり、次の瞬間、静かになった。シャワーの滴る音だけが聞こえる。私は持っていた二人分のバスタオルをそっと鏡の前に置くと、その場から逃げるようにしてソファーに戻った。

(何で、私、こんなに興奮してるの?)

初めて聞く、艶かしい長女の喘ぎ声が頭の中で乱反射している。耳を塞がない限り聞こえてくる甘美な女の声は、私のアソコをしっとりと濡らしていく。

中々寝付けずにいると、長女の部屋のドアがカチャっと開く音が聞こえた。長女の部屋を真ん中に、私と長男の部屋で挟むような作りになっている。私は自室にそっと入り、暗い部屋のベッドに横になる。壁は防音仕様になっているが、この静けさの中だけに、耳を澄ますだけで隣の声が壁づたいに聞こえてきた。
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