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素敵な笑顔
第3章 音 ばぁばちゃん
だからわたしが、
ひとには見えないものが見えているってわかっても、
特に驚かれなかった。
ああ、彩音に出たのね。
隔世遺伝したのねって言われただけだった。
母もしのぶちゃんも、霊感を引き継いでいない。
ばぁばちゃんを思い出そうとすると、
うっすら顔が出てくる。
でもちゃんと記憶しているのか、
写真からイメージを勝手に作り上げているのか、
よくわからない。
髪は総白髪で目力が強くて、
家ではわたしにだけ優しかった。
彩音がランドセル背負って
学校に通う姿を見られないのが残念だ、
と常々言っていたらしく、
ほんとうにわたしが小学校に上がる少し前に、
突然脳溢血で倒れてそのまま亡くなってしまった。
ばぁばちゃんは、自分の寿命がわかるくらいに、
そういう力が強かった。
ばぁばちゃんくらいなら、
おばあちゃんのそばにいるひともはっきりと見えただろうな、
と、ほんの少しだけ羨ましく思う。
ひとには見えないものが見えているってわかっても、
特に驚かれなかった。
ああ、彩音に出たのね。
隔世遺伝したのねって言われただけだった。
母もしのぶちゃんも、霊感を引き継いでいない。
ばぁばちゃんを思い出そうとすると、
うっすら顔が出てくる。
でもちゃんと記憶しているのか、
写真からイメージを勝手に作り上げているのか、
よくわからない。
髪は総白髪で目力が強くて、
家ではわたしにだけ優しかった。
彩音がランドセル背負って
学校に通う姿を見られないのが残念だ、
と常々言っていたらしく、
ほんとうにわたしが小学校に上がる少し前に、
突然脳溢血で倒れてそのまま亡くなってしまった。
ばぁばちゃんは、自分の寿命がわかるくらいに、
そういう力が強かった。
ばぁばちゃんくらいなら、
おばあちゃんのそばにいるひともはっきりと見えただろうな、
と、ほんの少しだけ羨ましく思う。

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