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素敵な笑顔
第21章 音 再会
「寒かったら、わたしのパーカー貸しますから」
「ばーか。それだとあんたが寒いでしょう」
言い方は乱暴だったけど、
詩子さんは笑ってくれた。
「まあ、一応大丈夫よ。
カーディガン持ってきたし」
詩子さんは言い、
肩から提げたトートバッグをぽんぽんと叩いた。
駅を出てタクシーを拾い、
詩子さんが行き先を告げた。
駅前の渋滞を抜け、タクシーは幹線道路に入る。
わたしは詩子さんと手を繋ぎたくて、
さりげなく詩子さん側の手を座席の上で這わせてみるのだけど、
気づいてもらえない。
気づかないふりをされている可能性について考えてしまって、
怖くなって手を引っ込める。
大きなメモリアルパークの看板がある角を曲がり、
山道に入った。
山道といってもきちんと整備されていて、
車通りの多い幹線道路よりよほど快走路だ。
そこから10分も走らないうちに、
大きな駐車場に着いた。
すでに墓石がたくさん見えている。
緑の多いところ。
車から降りると、かすかにお線香の匂いがする。
「ばーか。それだとあんたが寒いでしょう」
言い方は乱暴だったけど、
詩子さんは笑ってくれた。
「まあ、一応大丈夫よ。
カーディガン持ってきたし」
詩子さんは言い、
肩から提げたトートバッグをぽんぽんと叩いた。
駅を出てタクシーを拾い、
詩子さんが行き先を告げた。
駅前の渋滞を抜け、タクシーは幹線道路に入る。
わたしは詩子さんと手を繋ぎたくて、
さりげなく詩子さん側の手を座席の上で這わせてみるのだけど、
気づいてもらえない。
気づかないふりをされている可能性について考えてしまって、
怖くなって手を引っ込める。
大きなメモリアルパークの看板がある角を曲がり、
山道に入った。
山道といってもきちんと整備されていて、
車通りの多い幹線道路よりよほど快走路だ。
そこから10分も走らないうちに、
大きな駐車場に着いた。
すでに墓石がたくさん見えている。
緑の多いところ。
車から降りると、かすかにお線香の匂いがする。

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