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素敵な笑顔
第21章 音 再会
「いいですよ、もう」

 お花買ってる間に、きっと先に行かれちゃう。

 詩子さんは歩くのが速いので、
時々小走りで追いつかないといけなかった。
ペースを合わせてくれる気はないみたい。

「おばあちゃん、不思議なひとでしたね」

 少しでもわたしに
意識を向けてもらえるように話しかけてみた。

「なんていうか、なんでも知ってるというか、
見透かしてるみたいな」

 おばあちゃんがわたしに、
もうすぐいい子に出会えるって言ってくれて、
それがもし詩子さんのことなら、
詩子さんもなにか言われてないかな、と期待を込める。

「おばあちゃんに色々言い当てられました。
詩子さんはそういうことなかったですか?」

「おばあちゃんにも霊感があったってこと?」

 振り向いてもくれないけど、
一応話は聞いてくれているみたい。
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