この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
素敵な笑顔
第21章 音 再会
「じゃあ、このひと、わたしのこと好きだな、
とかもわかったりするんだ」
「ああ、それはだめです。
自分のことは客観的に見られないんで、
相手にどう思われているか、
怯えすぎなのか願望なのか、
すぐによくわからなくなります」
詩子さんは、ふーん、と、
すでに興味をなくしたような相槌をした。
詩子さんが聞いたことなのに。
「すみません、しゃべるのが下手で。
伝わりましたか?」
「全然わからない」
一蹴だ。
ひどい。せっかく一生懸命説明したのに。
詩子さんは一定のペースを崩さずに歩き続ける。
はっきりとした意思と強い確信を持っているような足取り。
「ところで、詩子さん」
「はい」
珍しく殊勝な返事。
なにか後ろめたいことでもあるのかしら?
とかもわかったりするんだ」
「ああ、それはだめです。
自分のことは客観的に見られないんで、
相手にどう思われているか、
怯えすぎなのか願望なのか、
すぐによくわからなくなります」
詩子さんは、ふーん、と、
すでに興味をなくしたような相槌をした。
詩子さんが聞いたことなのに。
「すみません、しゃべるのが下手で。
伝わりましたか?」
「全然わからない」
一蹴だ。
ひどい。せっかく一生懸命説明したのに。
詩子さんは一定のペースを崩さずに歩き続ける。
はっきりとした意思と強い確信を持っているような足取り。
「ところで、詩子さん」
「はい」
珍しく殊勝な返事。
なにか後ろめたいことでもあるのかしら?

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


