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素敵な笑顔
第22章 詩 不思議な子
「ごめんなさい」

「謝ることなんかなにもないわ」

 泣き出しそうな彩音を見ていると、
ぞくぞくしてくる。
思わず肩を抱いた。
彩音の体の柔らかさが伝わってくる。
たまらん。
お墓だけど、周りに誰もいないし、
キスくらいしてもいいかな。
まずは頬にしてみて反応を見て、
嫌そうじゃなかったら、
その、花の蕾みたいにかわいらしいくちびるにも――

 彩音の横顔がすぐそこ。
まだ十代の若々しい肌。
おいしそう。
あたしのよだれでべちょべちょになるまで舐め回したい。
ちょっとだけ味見、と舌を伸ばしかけたとき、
彩音が急に後ろを振り返った。
すごい勢いで。
なんなんだ。
もう少しでキスが届くというところで毎回毎回。
わざとやっているのか? 
それがお前の拒否の仕方か。
ほんとにほんとうに、もう知らんぞ。
泣いて謝っても、もう許してやらんぞ。
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