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素敵な笑顔
第24章 詩 後日譚 あたしのもの
「どんな子なの、あなたが好きになった子。
あなたはその子の、どこに惹かれたの?」

 優子さんに聞かれ、あたしは彩音のことを思い出す。

「美人じゃないけど、かわいい子です」

 彩音の笑顔。
彩音に笑いかけられたら、
きっと誰だって気持ちがほんわかする。

「素直で愛嬌があって、守ってあげたくなるような」

 泣き顔の彩音を、
例え泣いている理由がわからなくても、
放っておけるひとは少ないと思う。

「臆病なのに強くて、生意気なのに可愛らしくて、
もう噛みつきたくなるくらいです」

 おどおどしている彩音、
ぷりぷり怒っている彩音、
驚いた顔、嬉しくてたまらないという笑顔。

「同世代の男に、
どっちとセックスしたいかアンケート取ったら、
たぶんあたしの圧勝です。
でも親の世代、
息子の嫁にするならどっちのアンケートだと、
あたし0対10で負けます。
そういうタイプで――」
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