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素敵な笑顔
第1章 音 清らかな音
 おばあちゃんは魂の美しいひとだった。
おばあちゃんの魂が奏でる音は湧き水みたいに清らかで、
その、そばにいるひとの魂と共鳴して、
おばあちゃんをいつまでも魅力的に際立たせていた。
歳をとっても色褪せなかった。

 でももう長くない。
おばあちゃんの命の輝きが、失われていくのがわかる。
もう止めようがないくらい、はっきり、確実に。
おそらく、おばあちゃんはもう目を覚まさない。
おばあちゃんはもう、死ぬ準備を整えてしまった。
思い残すことも、やり残したことも、
たぶんもうないのだ。

 もうすぐおばあちゃんは、
おばあちゃんの大切なひとの元へ旅立ってしまう。
いつもそばにいるそのひとの元に。
それを一番望んでいるのがおばあちゃんだ。
だからわたしは、
悲しまずに送り出してあげようと思っている。
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