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素敵な笑顔
第8章 詩 記憶:修学旅行
 京都の古い街並みは誇り高く、
気取っていて傲慢で、作り物っぽかった。
風が強くて冷たくて、
表示されている気温よりよほど寒く感じた。
でもその寒さのおかげで、
寒がりな紗絵がくっついてきてくれたのでよかった。
せっかくの歴史的建造物も世界遺産も、
紗絵の前ではその価値を失っていた。

 夜のこと。宿の夜ご飯は、
美味しかったのは美味しかった覚えがあるけど、
そのあとの大浴場で初めて見た紗絵の裸に全部持っていかれた。
紗絵の裸を記憶するために、
他の余計なことに使える容量はなかったのだから仕方がない。
紗絵の裸は、なんて言うか、ほんとうに、
すごくよかった(語彙力)。
おっぱいのかたちもウエストのラインも丸いおしりも、
鎖骨の上の窪みも縦長のおへそも陰毛の量も生え方も、
全てが完璧。
裸で見る紗絵の顔は、いつもと同じはずなのに、
いつもより艶っぽく見えた。

 詩子のおっぱいかわいいね。
私ももう少し小さいほうがよかったなぁ

 紗絵があたしの胸をじぃっと見ていることに気づいて、
途端に恥ずかしくなってくる。
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