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素敵な笑顔
第8章 詩 記憶:修学旅行
 あっ、なによ、隠すことないじゃん。
詩子だってじっと見てたくせに

 こっそりに見てたはずなのに、思いっきりばれてた。
あたしはますます恥ずかしくなって、
そそくさと湯船に逃げ込んだ。
一生見続けていたかったのに、
もうそれ以上紗絵の裸を見ることはできなかった。

 消灯時間は夜の九時。
布団は自分たちで敷いた。
暗くなった部屋で、隣に寝ている紗絵が、
寝返りをうってあたしのほうを向いたのが気配でわかった。

 ねえ、もう寝ちゃった?

 小声よりもっと小さい、
吐息だけの声で紗絵が囁きかけてきた。

 ん、どうしたの?

 あのふたり、知ってる?

 紗絵に言われ、横目でちらりと見てみる。
同部屋の、名前もよく知らないふたり。

 あの子たち、付き合ってるらしいよ。
ビアンちゃんだって
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