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素敵な笑顔
第10章 詩 記憶:運命の日
それでもあたしは残りの高校生活を、
紗絵を想い続けながら過ごした。
懲りもせず、性欲が抑えきれなくなると、
紗絵をおかずにして悪い子になった。
悪い子っていうのは、
昔美香ちゃんがあたしを叱るとき、
悪い子ってよく言っていたから。
美香ちゃんに知られたら、
また悪い子って叱られちゃうなーって思っているうちに、
ひとりえっちすることを、
いつの間にか悪い子になるって呼ぶようになっていた。
あたしだけの隠語だ。
紗絵への想いはどうしても、
どうやっても消えなかった。
紗絵はあたしにどんどん気を許し、
手や腕の接触率もあがった。
ときどき後ろから抱きしめられたり、
手を繋いできたり、
一度だけだったけど、頬にキスさえしてくれた。
あたしが夜な夜な、
悪い子になってしまう日が増えてしまうのも、
致し方ないことだとわかってもらえると思う。

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