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ラブカルチャースクール 2
第2章 Lesson 前日
「はい…」

店長からも直ぐ近くなのに、敢えて渡したのは理由があるのかも…。

「お待たせ…しました…」

ギロリ!

ワタリさんは、また睨み付けてきて

「どうも…」

ぶっきらぼうに、砂時計を眺め出す。

ドックン…ドックン…。

緊張の余り、心臓が早く脈打っている。

やっぱり少し怖い…
特に射抜く様な鋭い――――『鷹の目』

そのイーグルアイの持ち主は、砂が落ち終わった途端、ティーポットから紅茶をカップに注いだ。

見た目で判断しちゃいけないけど…紅茶って言うより、ブラックコーヒーなイメージがしてしまう。

でも…紅茶を注ぐ手付きは、もの凄く上品に見えた…。

手慣れてる…



まるで…ラブカルの講師みたい…。


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