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ラブカルチャースクール 2
第2章 Lesson 前日
「アール…グレイ…」

茶葉の種類よね?

もしかして、名前!?
ハーフなのかしら!?

これだけ背が高いし、有り得るかも〜!

「ワタリくん、紅茶派なんだよ〜いつもアールグレイを頼むんだよ〜」

「あっ!はい!分かりました!!」

やっぱり…茶葉よね…。

店長さんは、悟った様に説明してくれた。

この穏やかで、仙人みたいにお見通しな雰囲気…ヤナセに似てるかも。 

『ヤナセ』…
ラブカルのスタンダードコースで、ずっと受付を担当してくれていた、スペシャル講師。

全てにおいて完璧なサイボーグみたいな講師だけど、とても優しかった。

店長の味は…ヤナセが毎回レッスンの時に淹れてくれた紅茶の味を思い出す。

カチャカチャ…。

「琴海ちゃん…淹れたから、出して貰えるかな〜」

ニッコリと微笑んで、店長はティーセットを差し出した。

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