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ラブカルチャースクール 2
第24章 Lesson 健康診断
コツン…

「ブルマンじゃないけど〜!」

ヤナセの前にカップが置かれ

「あぁ…なんでも大丈夫…有難う」

貴公子スマイルで微笑まれ、コウセイは口端を少し上げながら

「ヤナセ様の口に合うようでよござんした!は〜い!琴海ちゃんは紅茶だよ〜!」

私だけ紅茶を淹れてきてくれた。

「あ…有難う!コウセイさん!」

この心使いが、温かい…

「ダージリンだけど良かったかな?」

「はいっ!私も何でも大丈夫です!」

それに…ダージリンは…
セイジとの思い出の味…。

ここにはセイジは居ないけど…

セイジと味わった紅茶を飲めるだけでも嬉しく思えた。

「ダージリン…大好きですから…」

「そっかぁ〜!良かった!」

ニカッと笑って、コウセイはマサキの隣に腰掛けた。

すっかり大所帯になったテーブルに、ヤナセは

「のんびりしてるけど…全員これからレッスンだろ?」

「いいじゃん〜!レッスン前のリラックスタ〜イム!」

コウセイは頬杖ついて、珈琲を味わっている。

「俺は午前レッスンだったから…報告上げるだけだが…」

マサキは腕を組んで、カップを持つ姿もダンディだ。

「あぁ…今日の講師…誰だろ…」

両手でカップを持ちながらナツは不安そうな表情を見せた。

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