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第24章 Lesson 健康診断

ふんぞり返って脚を組んで、ハヤトは冷ややかにナツを見て

「ホズミはともかく、ハナブサかワタリだったら俺自分の仕事するからな〜」

ドッキン！

急に出てきた四天王の名前に、不覚にも胸が跳ねてしまった。

妙に慌てて話しを振る。

「ハヤト…ナツの補習ずっと付き合ってあげてるんだね…」

「別に〜！こんな事で落第講師がいたらスクールの信用に泥塗るからだよ！」

そんな意地っ張りなハヤトをコウセイとマサキは微笑ましく笑って見ていた。

ハヤトはちょっと顔を赤らめて、照れからか珈琲を一気に呷って席を立とうとすと…

ガッタン！

「わっ！」

激しくテーブルに突っ伏する人物がいた。

「うぅぅっ！俺の昇格がスクールにそんな影響を及ぼすなんてぇ〜！」

そこまで言われてしまって、かなりショックだったみたいだ。

「ナ…ナツ…えっと…」

励まそうとしたけど、なんて言ってあげればいいのか躊躇していると、コウセイが小さく頷きナツの肩に手を掛け… 

「そうだぞ…ナツ…お前の失態はスクールの恥になるからな〜死ぬ気で昇格するんだぞ！」

「え…コウセイ…さん…」

ダメ押ししてるし！

焦ってヤナセとマサキを見ると、涼しい顔して然して気にしていないようだった。

うっ…大丈夫かな…ナツ？