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第25章 M Lesson ９回目

ハナブサは下からゆっくりと揺らしながら

「騎乗位は言わずと知れた、女性が優勢に動ける体位になります」

「ふぁ…ひぃ…」

扇子を咥えたまま返事をするが、声がこもってしまう。

「それなので、琴海さんの動き易い様に動いてみて下さい」

「ほへ？」

私の動き易い様にと申されましても、もう立派に奇妙なプレイになっております。

先ずは扇子をどうにかしたい…
このままだと息苦しいし、唾液が溜まってヨダレが垂れそうだ。

「ふぁほ〜ふぇんふほ〜！」

あぁっ！
言葉になってないし！

…と、思ったら

「扇子やはり邪魔ですね…少々お待ち下さい」

おぉぉぉぉ！分かってくれた！
流石で四天王、読心術だわ！！

ハナブサは手を伸ばして口元から扇子を取ってくれた。

「はぁぁぁ〜有難うございます！」

解放された口で思いっきり息を吸い込む様子を眺めながらハナブサは

「まぁ…折角ですので、他にも扇子を活用してみましょうか」

「えっ…他にですか？」

段々とマニアックな展開になってきた。

ハナブサは片手で扇子を少し広げ

「例えば…この体勢ですと男性は女性の胸を触るぐらいになりますが…扇子を隙間に挟んでみます」

隙間って！？
一体何を始めるの〜！？

「琴海さん…少し腰を浮かせて貰えますか」

「は…い…」

なんとなく…嫌な予感がして参りました。