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ラブカルチャースクール 2
第25章 M Lesson 9回目
「それが…例え…離婚しなかったとしても…?」

「はい…琴海様が納得されて出した答えなら…」

そんな…
ラブカルの掟も変わるかもしれにのに…
ヤナセはそれでもいいって言うの?

余りの衝撃に、全身から力が抜けそうになると

「ですが…もし…その答えが間違いで…琴海様が泣いていらしたら…」

ヤナセは言葉を切り、私の両肩を掴んで身体を少し離す。

顎に指を添えられ、クイッと顔を上向きにさせられた。

「あっ…」

まるでキスするみたいに至近距離に、ヤナセの美しいヘーゼルが揺らめき…

「お迎えに…参ります…」

クスっと口元を綻ばし、最後は駄目押しの貴公子スマイルを放たれた。

ドッキュ〜ンッ!!

「ゴフッ!ゲッホッ!」

吐血しそうな気分になって、思いっきり噎せ返る。

ヤナセファンじゃなくても、今のは心臓を撃ち抜かれるわっ!

「琴海様?大丈夫ですか…」

当の本人は慌てる事なくても私の背中を摩っている。

「ゲホッ!はぁ…はぁ…大丈夫じゃ…ないです…」

誰のせいだと思ってるんですかぁ〜!

ヤナセは首を傾げ

「今日もタクシーの手配は済んでおりますので、遠慮なくご利用下さいませ…」

サラサラの髪を揺らして、意味深に微笑まれた。

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