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ラブカルチャースクール 2
第25章 M Lesson 9回目
想像だにしていなかった仕組みは、余りにも衝撃的で唖然とする。

ポカ〜ンと口を開けている私にヤナセは、まるで微風が吹いたかの様に髪をサラサラと揺らし

「この様な…活用方法もあるそうです…」

奥義を口元に寄せ、麗しく微笑んだ。

「はぁ…良く…分かりました…ヤナセさんお詳しいんですね…」

ヤナセは目を少し伏せ、微笑みながら扇子をケースにしまい

「一応…受付担当としましては…案内する講師の特性は把握しております…」

「左様…ですか…」

確かに生徒に一番接するから責任もあるだろうし…
医師免許持ってるほど頭も良いんだろうけど…

この特殊扇子の使い方まで網羅しておかないといけないなんて…
受付担当が出来る講師って、大変っ!

「本当に…ヤナセさんて完璧なんですね…」

尊敬で溜め息がでる。

ヤナセはちょっと自嘲的に微笑み

「琴海様…完璧な人間なんて…いませんよ…」

ヘーゼルの瞳を切なげに揺らめかせた。

ドッキン…

私からしたら、ヤナセは完全無欠だけど…

瞬間…店長の言葉が蘇る…。

『ヤナセくんは、学生時代…あんな笑う子じゃ無かったからね〜』

財閥の跡取りで…
お医者さんで…
カリスマ講師で…
容姿端麗で…
頭脳明晰で…

それでも『完璧』じゃないと言う…。

ヤナセという人物は、どうやって培われてきたんだろう…。

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