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ラブカルチャースクール 2
第26章 Lesson 宿題
ピラフも凄く美味しくて、大口を開きながら頬張った。

「美味しいぃぃぃ〜!」

思わず脚をジタバタさせたくなる。

店長は自分の珈琲をドリップしながら、ニッコリと微笑み

「うんうん…こうやって幸せだって言って貰えると、こっちも幸せな気分になるねぇ〜」

トックン…

店長の言葉に胸の奥が温かくなった。

「あ…その気持ち分かります…」

何気なく関わった人たちでも、笑顔を見れると、自分も笑顔になれし…

それが大切な人になればなる程…
自分も幸せだと感じられる。 

「うんうん…だからこの仕事は楽しいんだよね〜お客さんの笑顔が何よりのご褒美になるからね〜」

「はい…」

店長の淹れたお茶を…
奥さんが作った料理を…
お客さんが幸せそうに食べてる姿を見ると、気持ちがワクワクと楽しくなってくるのだ。

コポコポコポ…

店長が珈琲を注ぐ音すら、心を弾ませた。

「琴海ちゃんが…最初にこの店に訪れた時の事も…よ〜く覚えているよ〜」

「え…初めて来た時ですか?」

突然の話の展開にスプーンを持つ手が止まる私に、店長は優しく微笑んで頷く。

淹れたての珈琲の芳ばしい香りが、カウンターに広がっていった。

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