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ラブカルチャースクール 2
第26章 Lesson 宿題
「そうですか…」
 
やっぱりヤナセは忙しい。

結構頻繁に会ってるから勘違いしそうだけど、基本的にはレッスンの受付以外では会えない人な筈だ。

「本当にサイボーグよね〜ヤナセは!チワワちゃん、今日はピーチティーとふわふわスフレにするわぁ〜!」

そして、やっぱり姉さんはいつもとメニューを変えてきた。

「ピーチティーとふわふわスフレですね…少々お待ち下さい…」

オーダーを書き込んで、カウンターに戻ろうとした時

「琴海さん…帰る頃にオムライスを用意して頂けますか?」

「オムライスですか…」

ハナブサは小さく頷いて、風呂敷包みを取り出して広げると中から重箱が出てきた。

「これに…お願い出来ますか」

「重箱に…ですね…」

驚いてる私にホズミ姉さんが

「あははは〜驚いちゃうわよね〜!奥さんに言えば分かるから宜しくね〜!」

「はい…畏まりました」

これにオムライスか…ハナブサの今晩の夕飯かな?

そんな予測をしながら重箱を受け取ると…

「ヤナセに、お土産にと思いまして」

「ヤナセさんに…」

「はい…」

ハナブサの表情は、扇子で口元を覆われて解りにくいけど…

仲間を思う心使いが、凄く伝わってきた。


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