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ラブカルチャースクール 2
第26章 Lesson 宿題
ワタリは元々なのかムッとした顔をして

「スフレのお礼だ…チキンライス作るの手伝う…」

ワタリはスーツの上着を脱いだシャツの袖を捲りだしていた。

「えっ!でもヤナセさんの分だけだから、一人で作れますよ!」

なんだか妙に力んでお断りすると、正に空から見下ろすかの様にイーグルアイがギロリと光り

「俺たちも食べるんだ!」

言い放たれた。

「畏まり…ました…」

ロックオンされた小動物みたいに、プルプルしながら玉子を握りしめる私なんか気にもせず、ワタリは自宅の台所みたいに、冷蔵庫からチキンと野菜を取り出す。

こうやって見てると料理人みたい、でも医師免許持ってるんだなぁ…
ワタリも結構マルチな人なんだよね…
ラブカルの前は何かしてたのかな…?

無意識にワタリをガン見していると

「今だったら…良かったな…」

ドッキン!

な、何を言ってんだ!?

「何がですか…?」

ワタリは手に持った具材を台に置いて…
射抜く様にジッと見詰めてきた。

ドックン…ドックン…

答えを待つ間に、鼓動が無駄に早まる。

「ホズミ…震えてるチビが見たかったんだろ?」

「はい〜!?」

それしきの事で、意味深な間を作らないでぇ〜!

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