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ラブカルチャースクール 2
第27章 M Lesson 10回目
珈琲をドリップしながら自分の紅茶も用意する。

「へぇ〜琴ちゃん手際いいね〜!」

「へへ…バイト先で鍛えられたんです」

あと…四天王にもね…。

「そっかぁ〜それにしても家事もしてバイトもしてスクールにも通って、頑張るね〜」

「いえいえ…今までがのんびりし過ぎてたし…目標があると凄いパワーが湧いてきますね!はい、どうぞ!」

カップに注いだキリマンジャロをコウセイに差し出すと、両手で受け取り

「有難う!しっかりと味わって飲みます!」

二カッ笑う顔が、凄く優しい。

自分の紅茶も注いで、コウセイの隣に座る。

「うんまぁ〜い!琴ちゃん、めっちゃ美味しいよ!」

コウセイはカップを頭上まで上げて、アメリカンなリアクションを取った。

こんなポーズ、旦那じゃ一生見れないな…。

自然と笑みを浮かべてしまう。

「もうぶつけた所は大丈夫ですか?」

「うん!何とかね〜触るとちょっと痛いけど」

「痣になっちゃいますね…」

「そうだな〜まぁ、レッスン以外で見せる事もないしね!」

確かにそうだけど…あっそうだ!

「ヤナセが痣が消え易くなる薬もってました!言っておきましょうか?塗ってくれるかも!」

自分が塗られたもんだから、そのつもりになってコウセイに言うと

「え…ヤナセに…いいよ!いいよ!」

さっきまでの笑顔が消えて、急に顔をひき攣らせた。 

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