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ラブカルチャースクール 2
第27章 M Lesson 10回目
「コウセイさん…」
今はこんなに笑っているけど、その時は相当辛かったんだろう。
「出て行った奥さんにその後会えたんですか?」
コウセイは飲み干して空になったカップの柄に指を引っ掛けたまま
「う〜ん…一回だけかな…」
「え…一回だけ?」
カチャ…カップをソーサに戻し
「そっ!出てった後も連絡取ったり、実家を訪ねてみたりしたけど全然会えなくてさ…でもラブカルに入ってから1年くらい経ってからかな〜バッタリ道端で会ってさ…」
「えぇっ!凄いっ!」
やっぱり縁のある人って、会うべきときには会えるのね!
そう思った途端セイジの顔が脳裏に浮かび、キュンッと胸の奥がときめいた。
セイジ…元気かなぁ〜。
コウセイは苦笑しながら
「はは…あの時は本当に驚いてさ…直立不動になっちゃって〜」
「うんうん!」
「固まってる俺に、相手から話し掛けてきてくれてさ〜『元気そうね…明るくなったわね』って、言われちゃったんだ〜」
「へぇ…奥さん…なんか凄い…」
離れて居ても、変わったコウセイに一瞬で気付いたんだ…。
「でしょ!あぁ…逃がした魚は大きかった!って、本気で思ったわぁ〜!」
コウセイは頬っぺたに人差し指を当てて、ニィ〜て、歯を見せて笑った。
今はこんなに笑っているけど、その時は相当辛かったんだろう。
「出て行った奥さんにその後会えたんですか?」
コウセイは飲み干して空になったカップの柄に指を引っ掛けたまま
「う〜ん…一回だけかな…」
「え…一回だけ?」
カチャ…カップをソーサに戻し
「そっ!出てった後も連絡取ったり、実家を訪ねてみたりしたけど全然会えなくてさ…でもラブカルに入ってから1年くらい経ってからかな〜バッタリ道端で会ってさ…」
「えぇっ!凄いっ!」
やっぱり縁のある人って、会うべきときには会えるのね!
そう思った途端セイジの顔が脳裏に浮かび、キュンッと胸の奥がときめいた。
セイジ…元気かなぁ〜。
コウセイは苦笑しながら
「はは…あの時は本当に驚いてさ…直立不動になっちゃって〜」
「うんうん!」
「固まってる俺に、相手から話し掛けてきてくれてさ〜『元気そうね…明るくなったわね』って、言われちゃったんだ〜」
「へぇ…奥さん…なんか凄い…」
離れて居ても、変わったコウセイに一瞬で気付いたんだ…。
「でしょ!あぁ…逃がした魚は大きかった!って、本気で思ったわぁ〜!」
コウセイは頬っぺたに人差し指を当てて、ニィ〜て、歯を見せて笑った。