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ラブカルチャースクール 2
第27章 M Lesson 10回目
頬っぺたに指を当てたまま

「でも…それからは会ってないかな…」

「そうなんだ…また会えるといいですね…」

本当にそう思って口にしたが、コウセイは両手の指を組み合わせ、手のひらを反ってストレッチの様に伸びをする。

「ん〜〜〜いっかな…もしかしたら再婚してるかもしれないし〜!」

「再婚…」

なんかちょっと寂しい気持ちになってしまう。

「ははは!琴ちゃんがショック受けなくても〜」

「そ…そうですね…そうなんですけど…」

コウセイは立ち上がって、サーバーに残っていた珈琲をカップに注ぎ

「再会した時にさ…謝ったんだよね…『ちゃんと話し聞かなくて…逃げてごめん…』って…」

「コウセイさん…」

なんか胸が締め付けられる気分になる…。

「そしたらアイツ…『幸せになってね…』って、微笑んでくれてさ…何かそれでもう充分かなって…」

「『幸せ』に…」

トックン…

鼓動が高鳴る。

「うん…それからはラブカル一直線!自分やアイツみたいな思いをさせたくないなって〜!だから琴ちゃんの担当になった時、ちょっと自分と被ったかな〜」

「ふふ…それで似たもの同士なんだ…」

コウセイはカップを持ったまま、腕を組んで微笑み…

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