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ラブカルチャースクール 2
第27章 M Lesson 10回目
「はい…すみません…」

勿論それ以上は何か言い返せる訳もなく…
しょぼくれワンコ状態で、ヤナセに手を引かれていった。

ソファーに座るとヤナセは手際良くお茶を淹れてくれ

「先ほどと同じ物ですが…」

カチャ…

ティーカップが、差し出された。

「有難うございます…」

ソーサーごと手に取って、カップに口を付ける。

白湯に近い味だけど、ほのかな円やかさが気持ちを落ち着かせてくれるようだった。

リンデンを黙々と飲む私をヤナセはジッと見詰めて

「琴海様…今日のレッスンですが…」

ギックゥ〜!

別に悪い事をした訳ではないのに、妙に焦ってしまい、飲み込んだお茶が気管に入ってしまって

「ゲッホ!ゴホッ!…グッフ!」

噎せてしまうと…

「琴海様、大丈夫ですか?」

ヤナセが素早く立ち上がり、背中を摩るのに隣に座った。

またヤナセに手間を掛けさせてしまう…。

「ゴッホ…だ…大…じょぶ…ですので…」

「落ち着くまで話さないで下さい…」

咳が止まるまで、優しく背中を摩ってくれる。

両手で口元を押さえて

「本当に…毎度色々とご心配をお掛けしまして…」

こんなにやらかしてるの私だけじゃなかろうかと思って、項垂れ気味になった。

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