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ラブカルチャースクール 2
第27章 M Lesson 10回目
カタカタカタ…タンッ!

ヤナセが軽やかにエンターキーを押した。

「では…18時から2時間でご予約承ります」

「はい…こんな遅い時間帯にすみません」

きっとマッサージも申し送りの報告があるんだろうし、無駄に講師やヤナセの仕事を増やしてしまった気分になる。

ヤナセは優しい眼差しで

「お気になさらずに…夜にレッスンを受けられる方もいらっしゃいますし、マッサージのご予約の日は、スクールはお昼過ぎまで、ミーティングしてますので…」

「そうですか…それなら…」

ミーティングか…本校だけかな?

「では…マッサージの3日後に実技レッスンで宜しいですか…」

「はい…」

教養も入れないとなんだけど、なんとなくまた実技にしてしまった。

「畏まりました…では、マッサージの日も一旦受付にお寄り下さい…お部屋までご案内致しますので」

「はい!分かりました!有難うございます!」

マッサージを楽しみにしつつ元気良く答えると、ヤナセは頭を少し傾けストレートの柔らかい髪を揺らし

「48手も…残り僅かになってきましたね…」

ポツリと…少し感慨深気に言ってきた。

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