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ラブカルチャースクール 2
第28章 Lesson マッサージ
ドッキン!

不覚にも姉さんの色目に、ときめいてしまった。

ホズミは口端を小さく上げ、スッと背を伸ばし

「こんな風に言えないの〜ワタリは〜!」

ワタリに向かって、両手を腰に当てて説教をする。

「……阿呆臭い…」

そんなホズミをワタリは一瞥して、また正面を向いたまま無言になってしまった。

わぁぁぁ〜!
気不味いよ〜!

そんなやり取りの合間にエレベーターは…

チーン!

受付階に到着。

「有難うございました…」

アンまんを手のひらに載せたままお辞儀をする。

「チワワちゃん、またね〜!」

「はい!」

めっちゃ手を左右に振るホズミに、ニッコリと笑ってエレベーターを降りると

「しっかり解して貰え…」

ボソッと、ワタリの声が聞こえた。

「へ?ワタリさん…」

振り返った時にはドアは閉まる寸前で、ホズミが振っていた手しか見えなかった。

ポツーンと、エレベーターの前に立ち尽くす。

人の事は凄い見透かすのに、自分の事は全然見せない人…。

「…解り難い…」

アンまんを眺めながら、一人言を呟いてしまう。

「何か…分からない事でもありましたか?琴海様…」

突如ヤナセが後ろから覗き込んできた。

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