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ラブカルチャースクール 2
第28章 Lesson マッサージ
「ふふふ…凄い…気持ちいぃ…」

「頭も結構、凝るんだよね…」

「う…ん…」

不思議だな…
撫でられるのもそうだけど…

こうやって頭を優しく触れられると、凄く気持ち良くて…
安心するのはなんでだろう…。

瞼を閉じて、セイジの指の感触に酔いしれる。

「琴海…眠たかったら、寝てていいよ。終わったら起こすから…」

「ううん…大丈夫…気持ち良くて…」

とは、言ったものの…
日頃の疲れも溜まっているのか、睡魔が襲ってきた。

せっかくの時間を睡魔に邪魔されてたまるか〜!
やっぱ目は開けておこう!

パチッと目を開いたら、真上に逆さに覗き込むセイジの顔があった。

「あ…セイジ…」

「あ、起きた…琴海の寝顔でも堪能しようかと思ってたのに…」

セイジの垂れた前髪が、触れそうなくらい至近距離で微笑まれる。

キュン…

あぁ…だったら私は寝た振りして、薄目でセイジを堪能すれば良かったかな。

「目…閉じた方が…いい?」

「……うん…」

微妙な間を空けて、答えを出された。

そっか…そんな寝顔が良いのか…
私がセイジの顔見れないんだけど…。

ちょっとロンリーになりながら、フェイドアウトするように瞼を下げていくと――

唇に何か触れた…。

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